26日、東根市の陸上自衛隊神町駐屯地で隊員が訓練中に突然倒れて、心肺停止状態になり、その後、病院に運ばれましたが死亡しました。
当時、レンジャーを養成する訓練中で自衛隊は死亡原因を究明するため検証する組織を立ち上げ、安全配慮に問題がなかったなどを今後、調べることにしています。
陸上自衛隊第6師団によりますと、26日午前11時半ごろ、東根市の神町駐屯地で第20普通科連隊の男性隊員がレンジャーを養成する訓練中にふらついたあとに倒れました。
まわりにいた指導教官らが自衛隊の救急車の車内で水分補給などの処置を行い、呼びかけにも応じる状態でしたが、午後2時20分ごろ心肺停止の状態になったということです。
このため、病院に運ばれ手当てを受けましたがおよそ3時間後の午後5時45分に死亡が確認されました。
自衛隊によりますと、死因はまだわかっていないということです。
隊員は特に体力や技術が優れる「レンジャー」を目指す訓練に参加し、当時他の隊員とともに小銃を抱えながら16キロを走る訓練を敷地の中で行っていたということです。
自衛隊によりますと神町駐屯地で行われたレンジャー養成の訓練中に死亡したのは昭和48年と昭和60年についで3人目だということです。
自衛隊は死亡の原因を究明するため、検証する組織を立ち上げ隊員への安全配慮に問題がなかったかなどを今後、調べることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6023017811.html