幹部自衛官 停職4か月の懲戒処分 酒飲み他人の車を運転
01月22日 17時29分

陸上自衛隊の善通寺駐屯地に勤務していた幹部自衛官が、去年、酒を飲んだ状態で他人の車を勝手に運転したとして停職4か月の懲戒処分となりました。

22日付けで停職4か月の懲戒処分となったのは、現在、陸上自衛隊の伊丹駐屯地に勤務する2等陸佐の50代の自衛官です。

伊丹駐屯地によりますと、2等陸佐は香川県の善通寺駐屯地に勤務していた去年8月19日、善通寺市内で、酒を飲んだ状態で面識のない他人の軽乗用車を勝手に運転したということです。

自衛隊や警察によりますと、車の所有者の親族から「不審者が車で逃げた」との通報があり、駆けつけた警察官によって酒気帯び運転が発覚したということで、その後、去年10月に書類送検されていました。

自衛隊によりますと、2等陸佐は、勤務を終えた後、前日18日の夜6時半ごろから善通寺市内の飲食店で酒を飲んでいたということです。

その後、軽乗用車の所有者の家に止めてあった車を運転したということですが、自衛隊の調べに対し、「当時のことは記憶にない。深く反省している」と話しているということです。

陸上自衛隊中部方面警務隊の野口敬利隊長は、「隊員がこのようなことを起こしたことは誠に遺憾であり、同種事案の根絶に全力で努めていく」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20240122/8030017683.html