小学1年くらいの頃から、もうすでに全てが、全く意味が分からなかった・・。

なんで産んだの? なんで、わざわざ生きなきゃいけないの? 面倒なことだらけなのに。
「生まれる前、そんなこと一度も、無かったのに」。

なぜか、空や雲を見るといつも、自分はあそこに居た!オレの本来の居場所だ!って感じてた。
なのに今や、まるで罰を受けているかのように、こんなクソ面倒で汚いクサイ逃げ場のない世界に押し込められて・・意味が分からなかった。

学校で教師たちが言う「論理」とか「学ぶ」とかも、全く意味が分からなかった。
だって、わざわざ生まれなきゃいけない理由の論理なんてないよな? 生まれさえしなけりゃ、わざわざ学ぶ必要なんてないよな? なのに・・なぜその「ネタバレ」に一切触れようとしない? 

そうか・・あえて知らないフリを、騙し合いゴッコの練習をやるのが学校の目的ってことか。
そのゴッコがウマくなった奴が、世の中で高い地位に就くんだな、だから世の中ホンネとタテマエだらけなんだな、なるほど?  

「反出生主義」を悟った時、バラバラだった全てのピースが、急激にキッチリ一枚の絵になった。
世界のありとあらゆる「なぜ?」は、反出生主義の視点から見ると必ず、クリアでホンネの答えが出る。

そうか、だから学校では、触れられなかったんだな。
あまりにも矛盾なくクリア過ぎて、ホンネ過ぎて、タテマエという「ダマシ」「ゴマカシ」が通じなくなるもんな。

かつて、矛盾したゴマカシだらけの世界にいたオレが、この世の全ての意味が分からなかったのも、当然だったんだ。