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長文失礼、スルー推奨

中本愛、それは経営とラーメン品質の両面で構成される、とある企業への愛情と信頼である。

経営面:白根社長による強力なガバナンス統率力を背景としつつも、直営店・独立店ともに従業員の
自由創作性が尊重され、顧客に分かりやすい形で反映されている点である。これにより、中本基本ラインは
徹底されつつも店舗ごとに微妙に個性あるラーメンが味わえ、更に店舗ごとの限定メニューには特筆すべきものも存在し、
中本成長・発展の可能性を大いに示している。
従業員の士気の高さも他のラーメングループより一線を画すものであり、活気ある店舗で食事をする価値を
再認識させてくれる。社員教育水準維持ゆえか、出店拡大計画は慎重であるようにみえる。
その一方、セブン&ワイHDとの提携やメディア戦略などの多方面展開、つまり実店舗経営リスクを伴わない拡大戦略が
独創的であり、賛否両論あるものの顧客獲得の結果を如実に出している。

ラーメン:中毒性のある辛口ラーメンを基本とする。唐辛子抽出物等を利用してスコビル値を上昇させるといった、
単なる辛さの追求ではなく、各種唐辛子やスパイス調味料本来の辛味・旨味・風味を活かしたスープベースが特徴。
辛味とのバランス上、油分と塩分が高くなってしまうが、それらに負けないコクと旨味がしっかりスープの土台を
支えており、辛さ増しオーダーでも問題なく美味しいラーメンが堪能できる。また、食券を渡す際に
細かくカスタマイズが出来るので、個々人の選択の幅が大いに広がっているのも強味である。
辛さ増しに関しては、「明らかに健康を害するもの」であるにも拘わらず、完食したときの達成感と
多量のカプサイシン摂取によるアドレナリンによって体に中毒性を植え付けられてしまい、自己管理・責任能力を
問われる食べ物でもある。

※中本的注釈 「変態は誉め言葉」