2017年3月15日12時34分

「自毛植毛」という薄毛治療のクリニックを経営する医療法人「萌永会」(東京都新宿区)の
民事再生手続き中に財産約9億円を隠したほか、
法人税約6200万円を脱税したとして、

法人税法違反などの罪に問われた元実質的経営者らの判決が15日、東京地裁であった。

前田巌裁判長は、森下被告に懲役5年、元理事で税理士の田幡陽一被告(60)に懲役2年10カ月の
実刑判決を言い渡した。

財務担当だった金浦千秋被告(48)は懲役2年6カ月執行猶予4年とした。
法人としての同会も罰金2千万円とした。

判決は「経営の実権を握りつつ、自由に使える裏金を確保するために、巨額の資金を隠しており、
民事再生手続きの趣旨を私利私欲のために踏みにじった」と非難した。

朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASK3H3GB8K3HUTIL00D.html