イプシロンからH-IIAに乗り換えで重量制限緩和、ボツ案だった分光カメラが復活
分光カメラで分析したい岩石があるクレーターの斜面が目的地になったのでピンポイント着陸が必要に
重量に余裕が出たせいで計画に余裕がなくなったという笑えない話

SELENE-2からSELENE-Bへの変遷でLUPEXローバーがインド任せになって、ペイロードを失った工学実験ランダーに科学ペイロードが乗ってきて魔改造
重力天体で全地形探査をやるならローバー使うだろっていう常識が予算という現実に負ければ非常識がまかり通る
機体は完璧に動作したので工学実験機としては成功
エンジニアリングはまあまあ成功したが、プロジェクトが魔改造で滅茶苦茶
ランダーは安定着陸のみを考えるべきであり、研究サンプルへの最接近は探査機の仕事
NASAのスカイクレーン式の火星ローバーはそうやってる

教訓「重力天体への着陸は平地に限る」
あるいは「重力舐めんな」
まあこれで今後、溶岩洞窟に推進着陸で突っ込む無謀な探査計画が立てられる悲劇を防げたと思えば、失敗は人類への貢献だったと言えるかもしれない