X線分光撮像衛星(XRISM)のファーストライトと運用状況について
https://www.jaxa.jp/press/2024/01/20240105-1_j.html

2024年(令和6年)1月5日
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、X線分光撮像衛星(XRISM:クリズム)に搭載された軟X線撮像装置(Xtend:エクステンド)および軟X線分光装置(Resolve:リゾルブ)のファーストライト観測データを公開いたします。

XRISMは初期機能確認運用を実施しており、バス機器の機能確認に引き続き2023年10月7日から観測装置の機能確認と調整をすすめ、Xtend・Resolveともにファーストライト観測運用を行いました。

現在、衛星の状態は正常で、定常運用段階への移行を目指して初期機能確認運用を続けています。

現状、検出器を保護する膜の開放が所定の手順で実施できていませんが、より適切な環境条件に変更して再実施する計画です。
保護膜を閉じた状態でも画期的な観測成果が期待できるため、2024年2月からは定常運用段階に移行し、
保護膜を開放する運用と並行して、初期較正検証のための本格的な観測を開始する予定です。