https://www.space.com/40246-spacex-not-to-blame-zuma-failure.html

今回問題となった衛星切り離し装置は、主契約者ノースロップグラマンが
下請け企業から調達したもので、これに自ら大幅な改造を加えたものだった。
地上試験では問題が出なかったが、本番の無重力状態で衛星切り離しが出来なかった。

ZUMAが振動に非常に弱い構造であったことが、特製のアダプターを採用した理由と考えられるが、
そのような衛星とは何だったのか。匿名のアナリストは推測する。
ZUMAの正体は、ミサイル警戒衛星、または高性能のレーダー衛星だったのではないか。

ノースロップグラマンにとっては苦しい時間が続きそうだ。
ハッブル宇宙望遠鏡の後継であるジェームズウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)は、
同社が主契約者であるが、納期とコストが大幅に超過しており、88億ドル(およそ9400億円)に達する。
つい先々週にも製造上の問題により、2019年打ち上げ予定から、早くて2020年5月へと延期されたばかりだ。
NASAはJWST製造に関して、同社に一層厳しい監督を行う予定である。