>>600

ヘリウムガスは稀ガスの中では(アルゴンに次いで)安い方

ヘリウム高圧系が原因で遅延したのは H-IIA 35 号機かな,
「最終点検で確認した降下量は0.96MPa/hと、要求値の1.0MPa/hを下回っていたものの、
過去の号機の平均は0.58MPa/hで、それよりはかなり大きい。」
H-IIA 第1段のタンクは 30MPa だから,1日立たないうちに半分リークするんじゃ無いかと
驚いた.
第2段のタンクの作りはやや違うんで(液体水素タンク中に 13MPa タンク),
もう少し持つだろうけど,でも数日は厳しい(だから ACES のような設計が現れる).
液体水素蒸発時間よりシビア.

最後の部分,おっしゃるとおり極低温 CFRP タンクとか採用されると
軽量化で打ち上げ能力あがる.
この開発で大変なのは,液体水素より意外にも液体酸素タンク.
事故リスクを減らすのに苦労しているとか
(極低温 CFRP タンクには熱応力で細かなヒビが入るけど,
液体酸素がそこに浸透すると爆発物予備群)