>>313
について、電波観測の観点から更に考察してみた。
地球の人類が人工的に電波発信を開始したのは19世紀の終わり、本格的なラジオ放送開始は20世紀に入ってから。
つまり、人類が本格的に地球上での電波発信を開始してから、いまだ100年ちょっとしか経過していない。
単純確率計算でお互いの文明間距離が714光年あるのならば、地球上から発信されて宇宙空間に広がった電波が相手文明に到達、観測されるまで、少なくともあと600年以上はかかる計算になる。
つまり、少なくともあと600年くらいは相手文明に発見される確率はかなり低い。
これは残念な事なのかも知れない、が、相手側に発見されるリスクのほうを思考するならば、少なくともまだ600年くらいは余裕がある、とも言えるのではなかろうか?
そして、ここで将来的な観点から重大な懸念が生じてくる、と気が付いた。
即ち、あと600年以上を経過した時点から、現在の人類の科学文明の発展に合わせて地球上での電波発信が急激に増大していったために、人類が相手文明に発見される確率も、それに合わせて急激に上昇するのではなかろうか?
あと600年以上の未来に生まれる人類は、未知の他宇宙文明との接触について、現在のようなおとぎ話のような感覚ではなく、そのリスクを真剣に考察しなければならない局面に立たされているかも知れない。