エンジンの性能には色んな指標がある。
スペースXのマーリン1Dは、他エンジンを引き離して、ぶっちぎりの推重比を持つ。
そのためクラスタすると、恐るべき性能をロケットに与える。

中国のケロシンYF-100は高性能で良いエンジンだが、エンジン単体では、
推力・比推力・シンプルさ・コスト・安全性・クリーンさなどで、LE-9に劣っている。

将来のエンジンの話では、現在開発中のスペースXの「ラプター」エンジンが、
あらゆるエンジンの頂点に立つだろうね。火星移民ロケットに使うもの。
メタン燃料・フルフロー2段燃焼サイクル・300気圧・310トンf・382秒・乾燥1.7トン未満、
推重比200前後・1000回再利用(いずれも推定)という、人類史上最高性能のエンジンを目指す。