これまで年金には『老後の生活保障』の役割があったが、
これからの時代は年金だけでは国民の老後の生活を支えきれないから、
65歳以降は年金をもらいながら働き、生活費の不足分を稼ぐという社会に転換していかなければならない。
そのため、在職老齢年金の年金カットを縮小して多くの人が年金をもらいながら働きやすくなる仕組みに変える。
また、仕事の収入だけで生活できる人には75歳まで年金を繰り下げて長く働いてもらうかわりに、
年金額を増やすという、国民にとっては定年後の人生設計の大幅な見直しを迫られる
政府はこれまでの年金改正で先にサラリーマンの定年を引き上げ、その後、
年金支給開始年齢を引き上げるという方法をとってきた。
今国会では来年4月から70歳までの雇用延長を企業の努力義務とする高年齢者雇用安定法改正案を成立させている。
次に来るのは年金の70歳支給であることは明らかです。
さらに今回、年金を繰り下げできる年齢が75歳まで引き上げられるのは、
いずれは完全な年金75歳支給にするための布石とみていいでしょう