IPアドレスの開示に2〜3か月、氏名や住所までの特定でさらにおよそ半年かかるので、
相手を特定して訴えるまでには、最低でも約1年必要になります。
そこからようやく裁判が始まるので、全部で2年程度は覚悟しないと、
ネット上の誹謗中傷は消せないということです。
裁判に勝っても、損害賠償額は取れて100万円がいいところで、弁護士費用も数十万円はかかる。
2年かかってもその程度しか得るものがない上に、
現実には昼間から仕事もしないでツイッター中毒になっている支払い能力のない人間や、
中高生などの未成年者が書き込んだケースも多く、完全な取りっぱぐれになる可能性も高い。
タダで匿名アカウントを登録して、ものの数秒でいくらでも誹謗中傷を書き込めることを考えれば、
あまりにもバランスの悪い、不公平な法制度だと言わざるを得ません。