>>202

2030s
◆この十年の終わり頃、マインドアップロードが成功し完成。
人間はウェブ上に住みいつでも好きな姿でいられ、精神のファイルを維持する限り永久に生きるソフトウェアになる。
最終的に、人類(仮の姿のHuman Body 2.0や3.0を含む)は人間であり続けることを望む者以外はポストヒューマン(生物ではない身体)になる。
身体の性質が移り変わる時代から生物ではない身体を手にする時代に突入する。

◆ナノマシンは脳に直接挿入され、脳信号の出入力を完全にコントロールするようになる。
特別な器具を装着しなくても、真に没入できるVRを再現できる。
自律神経を完全にブロックし外界の情報を遮断する。ユーザーの望むバーチャル体験を提供する。
脳のナノボットはユーザーの感情も引き出すことができる。
また、脳のナノボットを利用し他人の体験していることをリアルタイムで味わえるようになる。

◆娯楽以外の用途として、ナノマシンは脳をコンピュータとワイヤレスで接続し認知機能、記憶力、感覚を強化、テレパシーでの意思疎通も可能にする。
また、脳のニューロンの配線を変えて知能、記憶、人格を自由に変えることができる。

◆30年代と40年代には、様々なタイプの"Human Body 3.0"が人間に施される。
もやは身体は物質的に固定されておらず、フォグレットのようなナノテクノロジーを通じて思うだけで変幻自在に姿を変えられる。