概要で述べたように、真ん中の山がドシャッとつぶれ、大多数は左へ行き、ほんの一握りが右へ行く。右の道の先にあるのはエリート。支配階級とその周辺。左は不要階級。政治的・経済的に無価値な人々。21 世紀の人生ゲーム。

裕福か貧乏かの違いだったら相対的なものにすぎないが、ハラリ氏の思想を借りてくるならば、右へ行った人は、死ななくなり、ホモ・デウスという名の神みたいなものになるらしい。

右に行くにはどうすればよいか。答えは一生勉強。これに尽きる。

これまでの人生モデルは、教育 20 年、仕事 40 年、その後は引退して悠々自適の隠居生活、それでよかった。

これからは、学術の急速な進歩によって、人類は新たな知見を次々に獲得する。学校で学んだ知識はすぐに陳腐化していく。今得た知識は 10 年ともたない。知的好奇心、向学心がないと生き残れない。