明日日曜、OISTの人工知能美学芸術展で講演します。テーマはシンギュラリティー前後の危険なフェーズをどう人類が生き延びるか、そのために「AIの生態系」をどう構築するかですが、真に議論したいことは現代科学の20世紀後半以降の行き詰まりをどう超えるか。
https://groups.oist.jp/ja/aiaae/symposia#03
https://twitter.com/ktakahashi74/status/934232723073331201

南方熊楠、密教曼荼羅、オートポイエーシス、内部観測、アフォーダンス、環世界、予測符号化仮説、ノーフリーランチ定理とCAP定理、計算複雑性と無知の知などに触れる予定。
https://twitter.com/ktakahashi74/status/934232943672692736

ポストシンギュラリティー文明について考えるに、西洋は一神教だが八百神的、多神教的世界観が大事、みたいな議論で最初は行く予定だったが、これは方向にでもちょっと考えを進めるとすぐ論理が破綻するので、発展性がないというか素朴にすぎる感じ。
https://twitter.com/ktakahashi74/status/934233427385073664

多神教的世界観は世界各地で農業などの技術革命で部族社会が飲み込まれてゆく過程で必要な統合的な共同幻想構築プロセスで、一神教も多分にそういう側面があり。二元論的であるゾロアスターもそう。原始仏教と神道は創造主が現れないという意味で実は0元論的。
https://twitter.com/ktakahashi74/status/934233631882559488

密教の曼荼羅も大日如来が中心として多数の仏が配置される、1元論と多元論が同じ場で共存可能な場であり、この1元=多元的(そして二元、N元も包括出来る)なところが実は重要。熊楠の曼荼羅も中心があり、また、ない、ところが特徴。
https://twitter.com/ktakahashi74/status/934233861017411584