http://www.murc.jp/thinktank/rc/column/igarashi/column/igarashi120419

>国債はノンリスク資産だから、
>保有量が増えても自己資本比率は低下しない。
>銀行が資産運用先に困っているのだとすれば、
>持つべき資産としては格好のものなのかもしれない。
>しかし資産運用の面でもプロであるべき銀行が、
>国債保有をどんどん増やしていくのでは芸がない。

>銀行は運用先のない預金を国債に投資しているのではない。
>事実は、銀行が国債を購入するから預金が増えるのである。
>これは、銀行が持つ信用創造と呼ばれる機能の一部だ。
>銀行が資産である貸出や証券保有を増やすこと(原因)によって、
>負債である預金が増加する(結果)というものだ(注)。


>(注) ある銀行に預け入れられたお金の出所を辿っていくと、
>たとえば、それは個人が給与を預けたものであり、
>その給与は雇い主企業A の当座預金から振り替えられたものであり、
>その当座預金はA 社がB 社から売上金として得たものだが、
>B 社は銀行からの借入れによって当座預金を得ていた、といった連鎖が観察される。

>預金が最初に誕生するのは常に銀行の信用創造によるのである。