バイオスフィア2について調べてたら…なんだこれ

http://cruel.org/cyzo/cyzo200308.html

さらに、この施設の設計自体が、地球についての常識を思いっきり無視していた。地球の酸素の大半は海で作られる。
ところが設計者は、多くの通俗エコロジストのように森が酸素を作ると思っていたらしく、「海」はほんのプール低緯度で、森がやたらに大きかった。
酸素が減るのも当然だ。

(中略)

 実はプロジェ悔いとの背後には、教祖ジョン・アレン率いる、キャラバン・オブ・ドリームスなるグルジェフ系新興宗教団体があった。
出資者の中に信者がいて、もとの経営陣もこの宗教団体のメンバーだったのだ。そして彼らの狙いは、地球を脱出して火星に自分たちだけの世界を築くことだったと言われている。
この教祖の教えは「人類はいまや惰眠をむさぼり、郊外の中で衰退を続けていて、目ざめて宇宙に向かう者だけが未来の繁栄を手に入れられる」というものだったのだもの。
(付記:ジョン・アレンの背景とバイオスフィア2との関わりについては、名科学ライターとして知られる A. K. Dewdney Yes, We Have No Neutrons (John Wiley and Sons, 1997) pp. 134-9 がわかりやすい)