>>200
EU各国、特にドイツの再エネ導入にかける熱意はすごい
それは認める。でも 人類の目的は脱火力でも脱原発でもない。
地球規模の気候変動を回避することだ。
そのためには脱炭素が決定的に大事だ。
そこは判ってもらえるかな?

そうだとした場合、発電を考えるなら
どのような電力構成ならCO2を減らせるかを考えなければならない。
フランス(原発70%その他水力+再エネ)は0.04kg/kWhのCO2を出す
イギリス(火力38%+再エネ30%+原子力20%)は0.18kg/kWh
ドイツ(火力45%+再エネ38%+原発)は0.42kg/kWh(ウクライナ戦争前の値)
この3つを見れば 発電するときドイツはフランスにくらべれば10倍
イギリスと比べても2倍のCO2を出している。
国際送電網を考慮にいれてもドイツはひどすぎる。
ちなみに
日本は(火力70%+再エネ14%+原子力9%)で0.44kg/kWhだから
ドイツ型の再エネ導入を進めても CO2排出量はほとんど変わらないことになる。

結論:ドイツは脱原発はともかく脱炭素においては
大変な劣等生である。日本が見習うべきモデルではない。
フランスのような極端な原発社会は政治的に難しくても
イギリス型の再エネ+原子力+火力のバランスのとれた発電構成を目指さないと
CO2削減は進まない。