伝統的な「輸出大国」であり、過去30年間世界1位の対外純資産である日本が今年、42年ぶりに年間経常収支赤字を出すという懸念が出ている。
円安と輸入原材料価格の高騰の中、貿易収支の赤字幅が日増しに拡大しているためだ。

「日本が慢性的な経常赤字国に陥る恐れがある」という憂鬱な展望まで台頭している。
経常収支は、国家経済のファンダメンタルズ(基礎体力)を示す代表的な指標だ。