福島事故処理費の膨張を勘案した事故リスク対応費の増加分なども算入すれば
原発発電コストは「一七・六円以上」

原発、コスト増でも推進 1基4400億円試算 実情1兆円超
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201805/CK2018051702000154.html

経済産業省が十六日に公表した二〇三〇年に向けた新しいエネルギー基本計画の素案で、将来の電源構成を決める際に大前提となる各電源のコスト推計に、近年の原発建設費の高騰を反映させていないことが分かった。

建設費は政府が四年前に前回計画を策定した際に前提とした
「一基四千四百億円」から、原発メーカーや商社によると倍の一兆円以上になっている。
だが、経産省は「最も安い電源」とした前回推計は堅持。
電源構成に占める原発の割合を現状の2%弱から三〇年度に20〜22%に拡大する方針をそのまま踏襲する。

専門家からは「原発がコスト競争力を失っている状況を反映しないのはおかしい」(自然エネルギー財団大野輝之常務理事)との批判が出ている。

龍谷大の大島堅一教授(環境経済学)によると前回の政府試算以降に明らかになった福島事故処理費の膨張を勘案した事故リスク対応費の増加分なども算入すれば、

原発発電コストは「一七・六円以上」に上がり、太陽光電力の入札価格の一七・二円(一七年度、大規模設備対象)も上回る。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)