超越)自然災害と哲学(遠野物語

**名無しさんダーバード** · 2021/03/26(金) 23:25:21.38

防災学が多岐に渡る文理学である事を背景とし、
「自然科学」から「人文社会科学」まで網羅した結果、
ついに「哲学」の領域へ到達し、誕生したスレ。

(注意)自然災害板で最重要なスレとなります。
極めて厳格なスレの為、反社・荒らしは厳禁！

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 00:41:04.53

イギリスの国王が神様から、王権を貰ったんだってよ？

そんな与太話を誰が信じる？

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 00:41:43.18

↓人類に、神様は認識できませんでしたね。だから王権ももらえない、と。

④認識論←←←←←←←←←②を理解する為に必要な概念
④-1.不可知論(超越神は認識できない)
④-2.認識可能領域とは？認識の限界
④-3.判断中止の思想

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 00:42:22.45

・王権神授説を否定(英ジョンロック/オランダに亡命)
→英の王制はコワイ！

・社会契約による人民主権(英ジョンロック/オランダに亡命)
→英は当時ちっとも民主化されていなかった！

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 00:43:11.75

>>72 主権はイギリスの王様にあるんだよ！　人民に主権など無いんだよ！

王権は神様から貰ったんだ！　

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 00:44:14.32

というようなｺﾜｰｲ話によって、ロックはオランダに亡命したわけです。
あれ？オランダ？
>1619年仏ルネ・デカルト(解析幾何学の祖/近代哲学の祖)は
>(解析)幾何学に基づく、万学の統一の霊感を得た
>以降、欧州各地を転々とし、オランダに隠れ棲んだ←←←←←←←←←

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 00:45:16.18

ちなみにオランダの東インド会社のパクリがイギリスの東インド会社とも
言われています。

イギリス好きがイギリスを勉強すると、確かにアイルランド人のごとく
指摘すべき（というか叩くべき）こと沢山あるんですね。

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 00:46:07.70

つーわけで、もしオランダが無かったら、長崎の出島もオランダでしたし、
イギリスの近代化は無かったな・・・

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 00:46:40.74

⑧西洋の近代化(近代市民社会の発展と民主化)
・百科全書派の台頭(美学者デイドロ/ダランベール)
・啓蒙思想→「民衆を無知蒙昧から救う」事に社会の進歩
・王権神授説を否定(英ジョンロック/オランダに亡命)
・社会契約による人民主権(英ジョンロック/オランダに亡命)
・清教徒革命/アメリカ独立戦争/フランス革命←←←←←←←

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 00:47:34.78

つーことで、王様、貴族、カトリック、イギリスけしからん！となって、
民主化されたのが以下の流れ。　アメリカとイギリスが戦争したんですね。

・清教徒革命/アメリカ独立戦争/フランス革命←←←←←←←

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 00:49:33.83

あと、こういう話もあるんですね。
⑦経験論(イギリス的)
・常識哲学(リード/自明の真理、超越的存在の肯定)

忘れていました。特に公理とか論理で証明できないけど、常識的な真理。

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 00:55:43.51

ここまででようやく>>21が理解できたと思うので、
②神と地上の議論(形而上学/形而下学)
・超越神による創造と破壊
・カント
・ウイトゲンシュタイン
へ戻りたいと思います。

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 00:57:21.19

・超越神による創造と破壊
は日本はインドの宗教がベースとなった仏教があるので、
非常に理解し易いと思います。

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:00:36.63

次は「自然科学」と「宗教」を結びつけましょう。

⑨現象論(フェノメナリズム)

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:03:04.40

⑨現象論(フェノメナリズム)からの
⑩実証主義（ポジティビズム）

感覚的経験→事実から出発し、一切の超越的・形而上学的思弁を
排する立場を体系的にコントがまとめたのが実証主義です。

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:05:21.64

「認識論」から「現世」の「現象」は認識できるんでしたね。

しかし「現象の根底にある実在は不可知」となっています。

（これは後の自然哲学の測定主義（オペレーショナリズム）と関係するのかな？
測定して把握できる。例えば、電子顕微鏡で、電子雲を観察する、とか）

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:08:06.91

⑨現象論(フェノメナリズム)
→物の本体は認識できない。
これには二種類あり、
Aの考え方・・・・「感覚的に知覚された現象」
Bの考え方・・・・「背後の本体を否定し、意識に与えられるものだけが実在」
特に、Bの考え方を「唯現象論」と呼ぶそうです。唯心論や唯物論に対する捉え方。

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:09:46.45

さて、フランスのオーギュスト・コントが実証主義を体系的にまとめたのですが、
それには、欧米での急速な自然科学の発達と、工業社会化があります。

このオーギュスト・コントは数学者でありながら「社会学の創始者」です。

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:12:11.15

オーギュスト・コントも２１世紀まで残る、偉大な学者ですが、
エコールポリテクニークの学校当局と衝突して辞めています。
イギリスのJSミルなどの学者に支援されて生活していました。
↓
偉大な学者ほど、著述家になりがち、大学の就職差別などを受ける。
（御用学者ほど、ポストが得られる？）

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:13:34.95

このコントが創設した社会学も人間の知識の発展史とされています。
社会学から、社会静学と社会動学を生んだそうです。

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:16:24.74

欧米の近代市民社会の発展と、民主化は、下記の哲学的な思想背景によるものです。

①イギリス経験論（Jロック、ヒューム、バークリー）・・・弾圧されまくり
②ヨーロッパ大陸の理性論
③ヨーロッパ大陸の唯物論
④ヨーロッパ大陸の実証主義（コント）

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:17:26.23

>次は「自然科学」と「宗教」を結びつけましょう。

コントが行った一番大きいことは、ある意味で、
「常識」「自明」と言えるでしょう。

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:19:19.87

人間の思考の「３段階の法則」(実証主義)
フランスオーギュスト・コント
①神学的段階
②形而上学的段階
③実証的/科学的段階

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:20:53.59

>次は「自然科学」と「宗教」を結びつけましょう。
ウオオオオオーーーー！！！、神と人間が繋がった！
>人間の思考の「３段階の法則」(実証主義)
>①神学的段階
>②形而上学的段階
>③実証的/科学的段階

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:22:07.60

もう一度、振りかえりましょう。
>遠野物語
>○岩手県南部(遠野市)・・・北上盆地と三陸海岸を結ぶ交通の要地
>○超自然的な魂や予兆など昔話や伝説を交え約120の話

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:23:59.28

>人間の思考の「３段階の法則」(実証主義)
>①神学的段階→→→→→→→→旧約聖書、ノアの箱舟(天上界/神界の研究）
>②形而上学的段階→→→→→→→→神の創造と破壊によるもの
>③実証的/科学的段階→→→→→→→→月の引力とプレート運動により津波が発生する。

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:26:23.17

おしらさま・・・知りませんが・・・昔の予兆（地震予測）
↓
霊性っぽい憑依？（ｺﾜｰｲ）で「自然災害が起こりそうだから注意せよ！」
↑
漁師の経験論的に、海の変化（地殻変動？）を感じた、とか？

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:29:41.05

(遠野物語)
>人間の思考の「３段階の法則」(実証主義)
>①神学的段階→→→→
>②形而上学的段階→→→座敷わらし、天狗←←←天上界と人間界の中間的存在？
>③実証的/科学的段階→→→おしらさま、山男、イタコ←←←天上界とのやりとり

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:32:26.90

遠野物語は1910年の話なので、110年も前なんですね。
2021年としたらこうでしょう。
>人間の思考の「３段階の法則」(実証主義)
>①神学的段階→→→→座敷わらし、天狗
>②形而上学的段階→→→おしらさま、山男、イタコ
>③実証的/科学的段階→→→三陸沖４０年周期説などによって、地震が発生する！
(チリ地震はチリ地震の発生周期に従う！）

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:34:46.80

次は>>17の核心部分に迫る必要がありそうです。

>『被災地から ... 呼び覚まされる霊性の震災学』は、
>「現代の『遠野物語』」と形容されることがある。
>
>津波で奥さんをさらわれた男の人のもとに、幽霊となって奥さんが現れる話

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:38:38.39

しかし、物理的な発光現象（プラズマ・余震による電離圏のオーロラ）、
海岸で見られる化学的な発光現象（生物やガス）

といった「自然科学的なアプローチでは、納得できない」と思うんですね。
やはり人文社会的なアプローチが必要です。
(都市伝説では憤慨してしまうかも)

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:40:42.10

かといって、脳科学とか、心理学と言われると、
心理学も、良い意味で成立する場合もあるし、
逆に、勘違いして捉えられるといけないような内容もあるでしょう。

かといって宗教論的、あるいは天上界に押しつけるような説（神隠しの類）も
どうかと思います。

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:43:40.96

万説を述べて来ましたが、「いや、あるよ。」ということもあるかも知れません。
その説は一番避けたい所です。深イイ話で収まればそれで良いですが。
リアルにあるのは避けたいです。

ということで、スピリチュアリズムのフランス学派をちょっと勉強してみましょう。

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:50:35.01

>宗教論的、あるいは天上界に押しつけるような説

「主意主義」

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:53:26.47

⑪主意主義(しゅいしゅぎ) voluntarism ボルンタリズム
ラテン語意志(voluntas) ボルンタス

「神の意志」←形而上学的な主意主義
「人間の意志」←心理学的主意主義 or 倫理学的主意主義

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 01:57:27.33

>「人間の意志」←心理学的主意主義

人間の意志←何かある目標に向かって意欲する※

※を知性と悟性が意志に従属すると考える（ショーペンハウエルなど）

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 02:15:42.63

⑫折衷主義・・・フランスの哲学者(ビクトル・クーザン＊）

18世紀は以下の各々を重視する立場があり、懐疑論になっていた。
これら全実在の３者を折衷し統一した哲学(真・善・美)

・感覚（ジョン・ロック（前述））→美的（完全美）-情
・感情（常識哲学（前述））→道徳的（正義なる摂理）-意
・理性（カント）→形而上学的真理（絶対的真-絶対存在）-知

＊人気哲学者で、やはり為政者から若い頃に酷い目にあってます、
7月革命から要職を与えられたという。

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 02:17:18.58

>スピリチュアリズムのフランス学派（新唯心論)
→クーザンの折衷主義

>・感覚（ジョン・ロック（前述））→美的（完全美）-情
>・感情（常識哲学（前述））→道徳的（正義なる摂理）-意
>・理性（カント）→形而上学的真理（絶対的真-絶対存在）-知

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 02:22:15.64

⑪主意主義(しゅいしゅぎ)
フランスの哲学者(メーヌ・ド・ビラン）
「私は意欲する、ゆえに私はある」
[Volo ergo sum] ウオロ・エルゴ・スム⇔コギト・エルゴ・スム(我思う故に我あり,デカルト)
↓
「意志の事実を自己の存在の根本的あかし」とする哲学標語

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 02:36:07.46

悟性・・・・霊性に近い能力？>>104の「知性」と「悟性」
1.思考の能力/理解力/推論を伴う間接的な認識能力/直感力
2.ギリシャ哲学のエピステメ
3.(カント)感性(感覚)への所与を認識へ変換する能力、理性と感性の中間
4.(ヘーゲル)悟性⇔理性(弁証法的思考能力)

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 02:52:32.04

＊神隠しは専門書によると、
○隠し神は天狗・キツネ・タヌキ・妖怪など
○戻ってくる場合→超越論的体験「神と異界を巡った」などが語られるケース
○戻ってこない場合→残酷な現実の隠ぺい「事故死、失踪、人さらい」
などがあるそうです。
昔の自然界の話ですから、事故といっても自然災害の他には、子供などに
ありがちな海難/山難などのようです(溺/転落/火山ガス/山崩れ/危険な動植物など)
また、人さらいといっても、東北地方に存在した身売りのようなケースであるとか。
幾つか説があるようです。

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 03:09:32.04

夢・・・・精神分析によると、[抑圧されていた願望を充足させる働き]を持つとされる。
↓
(睡眠中の視覚的かつ心理的な像)
夢そのものが願望の全体では無く、登場人物などの、ごく一部と思われる。

→結論の一部に近付いたな、という気がします。

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 03:15:30.86

白日夢→覚醒時に夢に似た意識状態が現われるもの。
夢→やや現実性を帯びている
夢→欲求や不安に基づく
夢→主観的に自由にふるまう傾向
夢→脳波や眼球の変化

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 03:19:05.30

夢の内容の一部の「伝聞」が独り歩きして、伝承となった、という可能性は無いでしょうか？
「疲れ」などがありますからね。海辺での瞬間的な寝落ちとかありそうです。

白日夢→覚醒時に夢に似た意識状態が現われるもの。

**名無しさんダーバード** · 2021/03/27(土) 03:20:41.30

脳科学、心理学、自然科学、哲学などを総合すると、
より現実的に言えば、脳内物質の作用であるとか、も考えられます。
人為的なイベントで無い限りは。

**名無しさんダーバード** · 2021/04/11(日) 02:07:25.76

2016年に青森で興味深い経験論的な地震前兆の事例があったようですな。

>11 経験論
>31 現象界の認識
>57 人は経験によって得られる
>59 経験論的(啓蒙)哲学
>62 近代の自然科学的な立場
>95 漁師の経験論的に、海の変化

**名無しさんダーバード** · 2021/04/11(日) 02:08:08.54

>地震前日に突如として青森の空に現れた謎の「光柱」
>北海道・震度5弱の前兆現象だった？
>https://tocana.jp/2016/01/post_8586_entry.html

**名無しさんダーバード** · 2021/04/11(日) 02:08:23.20

>三沢市役所には津波の前触れではないかと疑う
>市民からの問い合わせも寄せられていた
↓
>2016年01月14日12時25分頃浦河沖 M6.7 5弱
>2016年01月14日08時24分頃トカラ列島近海 M2.5 1

**名無しさんダーバード** · 2021/04/11(日) 02:11:24.18

まさにこのケースで、3.11から経験主義的に学んだということでしょう。
>>95 漁師の経験論的に、海の変化

>津波の前触れではないかと疑う市民からの問い合わせ

実際にM6.7で最大震度5弱という大地震が来ていたわけですから。

**名無しさんダーバード** · 2021/04/16(金) 22:13:19.97

>(汎神論)決定論的な自然災害と人災
>https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/disaster/1618577214/

名スレになる予感・・・

**名無しさんダーバード** · 2023/07/25(火) 08:51:53.76

ヽ(´з`)y―┛~

**名無しさんダーバード** · 2023/08/04(金) 16:37:40.32

非常に残念ですが、あなたの余命は少ししか残されていません