津波からの退避訓練B

津波が街に押し寄せてきた時の救助訓練はどのように行うべきでしょうか?
津波の動きは、
@台風の時の川の流れのように濁流が押し寄せてきます。水深は2〜3mになります。
A押し寄せきると、しばらく水は動かなくなり、街が湖か池の底に沈んだようになります。
B引き波が起こります。引き波は破壊力が押し寄せる時よりも大きいといわれています。
C第二波が来ます。津波が繰り返されるのは余震が何度も発生するためといえるようです。
D津波が街から完全に引いていくまでには2日くらい掛かるようです。

 津波に飲み込まれた街の中で被災者救助に当たる救命艇は、津波の動き耐え切れるものでなくてはなりません。
@Bより、押し寄せる津波は台風の時の川の流れくらいの急流になるので、モーターを備えたのもでなくてはならないでしょう。

 救出訓練は、長時間(2日ほど)の救助活動を覚悟したものとなります。
@救出班を3隊に分け、4時間交代として、48時間活動するという想定で行う。
A北上川河口付近において、上流にライフジャケットを着た人形を100体流し、それを被災者に見立てて、
 救命艇で救助していくという形式の訓練を繰り返し行い、津波に飲み込まれた市街地での救助活動のコツを掴む。
B仙台・塩釜地域においては、イオンなどの高層建築に避難する人が多くみられました。しかし、この救助訓練と呼応して、
 居住者にはライフジャケットを支給し、津波発生時にはそれを来て避難するように心掛ける様に呼びかけることが必要と思われます。