【真空管ラジオ】 5球スーパー その15
真空管の伝説(筑摩書房刊)に低品質な真空管の逸話が書かれていて面白い 5M-K9の発売は6X4より後。
ST->mT切り替えで6X4に統一したかったがST時代のトランスを流用したくて後から作っただけ。 GT管は日本では6V6程度しかラジオでははやらなかったな。
なあナショナルがGTを普及させようと頑張っていたが・・・
一般的にはダルマ管から一気にミニチュア管時代に。
アフリカでは有線電話網を飛び越え一気にスマホに。 GTはUSっていうくらいに「敵の球」だったから戦中既にあったけども日本には来なかったんだろう。日本のSTも2.5Vから6.3Vになったのは事実上戦後だろうし(軍用は6.3があったが民間に出回るのは戦後)。 ヒーター電圧はなぜ6.3Vが多いんだろう?
鉛バッテリー駆動を考えるなら12.6Vが一般化しても良さそうだし
6Vのバッテリーを考えてのことだろうか? いや、乗用車用は6セル12.6Vってだけでバイク用なんかは3セル6.3Vだから >>103
欧米でGTが全盛だったのはちょうど戦時中と重なる時期
戦後日本が成長しだすころには欧米ではすでにmTが主流になろうとしていた
だから日本ではどこもこれから設備投資して量産するならmTだろうと考えた
>>104
いやそんなことはない軍用を中心に日本でもGTは研究されていたし一部使われていた
有名なソラもGT管
ただ戦時中日本で使われたGTは多くが日本軍独自管種だし民需用には普及しなかったというより出来なかったというほうが正しいか
>>105
もともと6.3V球はカーラジオや車載の拡声機用
昔は車も6V電装だったからこれに合わせられたもの
電流が多いヒーターだけバッテリー直結でBは機械(接点)式コンバーターで交流に変換してからトランスで昇圧という使い方
このためにそれまでの球をヒーターだけ6.3Vとした管種が作られた
ちなみに12.6Vというのはバッテリー電圧とは関係なくトランスレス150mA系を規格化するときに単純に電流を半分の150mAにするため電圧を6.3Vの倍にしただけ VWビートルとか、シトロエンの2CVとか、みんな6Vだったのを知らない人も多くなって来たんだろうな
旧車の多くも12V化改造してるのも多いけど ヒーター電圧は色々有ったよ、なんでそんな電圧っていうのもあって
トランスレスラジオに使われてて、使用する真空管のヒーターを全部直列にすると
AC100Vに直結で使えるようになってて、なるほど~って思った 電池管ってのも有って、ヒーター電圧1.4vなんてのも ヒーター電圧も電流も各管ごとに納得の意味があったね >>110
何でそんな電圧ってのは大抵レステレビ用
テレビになると米欧の管種をベースとしつつも日本独自の球も多いし日本の電圧に合わせたものが作られた
レス球は電流が固定だから大きい球はヒーター電力を確保するのに電圧を上げるしかない
一方電流を上げたラインも規格化されて今度は小さな球を電流合わせる為に電圧を下げた3V球も作られた
オクなんかで抱き合わせ販売によく混じってる3AV6とか3AL5なんかがそれ
mT電池管の1.4Vは単純に乾電池の安定電圧にあわせたもの
ちなみにBの67.5Vというのも乾電池の電圧にあわせたものでこちらは公称電圧1.5Vのセル45個で67.5V
何で45個?って言えば30と60の中間だから
30セルで45Vの電池はスピーカー無しのポケットラジオに使われたし日本には贅沢すぎてほぼないけど海外では60セル90Vの電池を使うものもある サブミニ管のポータブルは45Vが主流みたいだ
スピーカーもついてるよ 67.5でも45でも、結局AF出力は1Wも出ん。
AF電力増幅と、ミキサの発振電圧を十分確保するには、タマとしては、100〜150Vはホスイところ。 電池管ラジオは電池が不経済なので結局100Vにつないで常用するしかなかった
3wayとか言っていたかなw >>116
mTの電池管はそんなに掛けられないよMAX90Vが限界
GTだと110V掛けられるけどいずれにしても電池管で1Wは無理だな
>>117
日本のは結構AC専用を前提に改造されてたりするな
よくあるのが専用のコネクタ付きコードを紛失してコード直付けとか電池スペースに大容量の平滑コンデンサ搭載
3ウェイ電源というのは1.電池駆動2.AC運用3.外部DC100V電源駆動の三つの電源で3ウェイ
ただポータブルラジオ用外部DC電源というのは見たこと無いな実質は2ウェイ電源といって良い 電池管の出力管3S4では67.5Vで最大出力は180mWと公称されていた 電池管ラジオは、例えば周波数変換管 1R5の局発レベルは、25V必要。
これは、6BE6の10Vの倍以上。かなり無理した設計なのか。
電力増幅管 3S4のプレート損失は0.7Wで1W行かない
タマを転がすのも楽ではないし、まさに電池殺しの電池管と言われた? 欧州管のDL41はB球プッシュプルで2.1Wだせるようだ >>120
電池管はフィラメント温度が低いから直熱管とはいえエミッション低いしね オートラジオ・カーラジオ はヒーターはバッテリーから
+Bはバイブレータ(エッチじゃない)で±振ってトランスで昇圧。
大きくなって舞うので昇圧機とアウトプット回路スピーカー(大概椅子の下)
同調、RF コンバータ IF DET AFはダッシュボードに。日本では
東芝、松下、神戸工業(今のデンソーテンだね)、帝国電波(今のクラリオンだね)
が手掛けていたけど トランジスタが軌道に乗るとこれも一気にトランジスタ時代に。
国民車構想のころはすでにトランジスタだったので真空管時代は知らなくても。 昔は自動車用のレコードプレーヤがあってカーオーディオを楽しむことが可能だったそうだ
針飛びの問題がどのくらい改善されたのかはわからんが >>125
出力段と電源は椅子の下よりダッシュボード下だな
昔の車はスカスカだった
初期の頃はブラウン管テレビ並みの大きさだったらしいな
初代のクラウンやトヨエースにはギリギリ真空管式ラジオのオプション設定があった
>>127
これはダイナミックバランスのアーム使って針圧10gぐらい掛けてる代物
それでも走ると結構飛ぶらしい >>127
本来の45rpmレコードの使い方である太いスピンドルのプレーヤーだね >>130
スマホに入ってる一万曲ぐらいを好きに車で聴けるようになって
CD数枚を車に乗せていた時代すら戻れない
シングル10枚片面として再生時間5分としても1時間せずに全部が終わってしまう
その頃は音源も今ほど溢れてはいなかったのだろうけど 当時特にアメリカでは今と違ってラジオに音楽があふれてた
自分の聞きたい曲を聴くというのは無理だけどそもそもそういう文化もまだあまりなかったんだと思う
ラジオでそのとき流れてきた曲を人々は受け入れていた
聞きたい曲を聴きたいときにというのはやはりトランジスタ時代になって8トラが出てきてからだろう
8トラはオープンをベースにしてるし開発時期がもっと早ければアメリカなんかでは真空管式の8トラカーステがあったかもしれないが ラジオに音楽あふれていたけど、聞こえなくなくなったらオートチューニングボタンで別の放送局を・・・
広いアメリカあるあるらしい。
アメリカさんはリアジェットよりフィデリパックのほうを愛用して用だけど どぉなんだろ
https://www.nicovideo.jp/watch/sm30810356 >>131
過ぎたるは及ばざるが如し ということもある
その昔のカセットカーオーディオ時代は車の中で本当に音楽を満喫できた
CDになって便利さは向上したがあまり聞かなくなった
スマホ時代になってもう音楽聞く気も起らなくなった >>133
日本にもオートチューニングのカーラジオはあった
尤もトランジスタ時代に入ってからだけど 旅客サービスといえば TV自体の宣伝を兼ねた(移動する車上でTVが使えるかの実験もあったようだが)
https://pbs.twimg.com/media/EHZzVCsVAAE1YlD.jpg
相撲や野球が人気だったのはいうまでもなく。
以降フェリーなどの船舶にもアンテナをローテータで回す事で受像可能に
https://www.youtube.com/watch?v=AlvRzQr3ts4&t=2s 15分40秒~
AMラジオは電車だと厳しい(バーアンテナ型は特に)
仕方ないので専用線使って電車と通信を行いFMで聞いてもらう新幹線の方式。
手すり金属にMW再送を試みた民鉄。
テレビ、ラジオともスマホでの視聴がなされるようになって消えた(ハズ)
テレビ・カーは譲渡先で液晶と地デジで頑張っている(富山)?
小田急線は地上区間はなんとFM横浜がほぼ全線でポケットFMラジオで聴取可能に。
渋沢ー新松田は谷あいで厳しく新松田ー小田原は周波数が変わる84.7MHz→80.4MHz
主送信塔が丹沢の大山山頂に移動したため小田急にとって何もしなくてもラジオサービスが。 >>137
えっ!当時のトランジスタって指先で摘んで半田を溶接してたの?! このスレでそこ?
昔は自動組み立てなんてなくて熟練の女工さんがひとつずつ手作業で差し込んでハンダ付けしてた
半導体プリント基板時代に入ってもしばらくそういうやり方が普通だった
徐々に日本人の給料が上がって人件費がかかるようになるとコスト削減のため
同時に実装密度も上がり手作業での均質な組み立てが厳しくなっていき自動組み立て装置が開発されていく 手作業で半田付けしていたのは国内では昭和50年代までだろう。
初代のファミコンは既に実装が自動化されていたみたい。
20年位前に百均で販売されていた中国製のラジオは手作業で半田付けされていたけどいつの間にか姿を消した。 今も昔もこういう作業分担考える生産技術すごい
ライン作ってる業者立場で思う なんで5chこんなに重いん?この重いの一体いつまで続くん? なんで5chこんなに重いん?一体いつまでこの重いの続くん? 処理水をさんざん叩いてた某国だけど自国民が個人で放射線計とか購入したら処理水どころか自国の建築物とかがひどいことになっているとわかってしまってパニックになってるから処理水以外に叩けるネタを探してる 前から気になっていた5極双2極管のEBF80を買ってみた。こんな球。
http://www.r-type.org/exhib/aaa0924.htm
これを使うと少ない球数でラジオが作れる。
https://i.imgur.com/UM9zhi9.png
手持ちのラジオのソケットの配線を変えて5極管部だけをIF増幅に使ってみたが、
6BD6くらいの性能なのでだいぶ控えめな感じ。
規格表を見るとリモートカットオフの5極管部の低周波増幅のデータも示されていて、
EBF80を6AV6的な使い方をしてるラジオもある。
https://i.imgur.com/tdYqI5F.jpg
後には5極管部が高性能化されたEBF89が発売された。
http://www.r-type.org/exhib/aaa0257.htm AMのスーパーラジオの調整の仕方教えてください
特に中間周波数455kHzを全域でズレが少なくなる方法が知りたいです。
SG付きオシロスコープはあります。 このとき、発信器の出力は、擬似空中線を通して入れる。
擬似空中線:14μH+150pF+50Ωの直列回路
または、200pFのコンデンサ
このダミーアンテナは実は、長さ20mの逆Lアンテナを想定している。今時、当時としてもだれがこんなアンテナつかっとんじゃ?
このアンテナで最良となる調整をしても、実際は数メートルのビニール線アンテナでは、トラッキングはずれてるよ。 でもそれであわせる事になってる
そういう規定になってる以上メーカーはそれに従うしかない
日本はJISが有るしねJISマークが無いといろいろと厄介
それに電池管を除く真空管ラジオは数mのビニル線がアンテナと言うとき
そのビニル線で受信しているわけではなく電灯線アンテナになっている
電灯線アンテナでは電波は電灯線からコンセントを通じて引き込まるからそのアンテナ長はほぼ∞mに相当する
このときアンテナ線のほうは実はアースとして働いているんだよ
だから標準アンテナ相当の条件で調整してあれば実用上問題はない さすがに、JIS6102 では、図5(a)〜(d) で、長さ10m程度、5m程度、車載用 と徐々に短くはなってるが。
電灯線アンテナ効果はあるが、流石にアースだけでは電波は受信できない。HiとLo何がしかの対極(ダイポール)でないと。
しかし、トリオのグリーンコイル時代は20m逆Lアンテナ用なんだよな。
で、9R59のアンテナ端子もそうなんだけど、アマ無線としては50Ωとか75Ωで使ってたんだろう。そいればコリンズRXも。 電灯線アンテナってのは電灯線がアンテナになるんだよ
建物内に這わされてる屋内配線に誘起した高周波を取り込んでる
だから鉄筋の建物では殆ど無効だし高層階ではアースとなるアンテナ線が地面と容量結合できないから感度が大きく落ちる
当時でもみんなアンテナ線は部屋の高いところに這わせてたみたいだけどこの場合それは間違いで床に這わせるのが正しい ただ、電灯線はノイズも含みやすいので、今時は難しいかも。
ノイズもあるがRF信号も含む電灯線を利用するか、それとも、ちゃんとアンテナ線を張ってアースもとるかどっちかな。 都市部だともうノイズ塗れで大変だそうだね
こっちは田舎なんで今でもローカル局は不満なく受信できる
一時近くでやってたトンネル工事の設備かららしいノイズが入ってたときは全周波数に渡って完全に潰されてほとほと参ったけど うちは横浜駅の隣駅だけど緑が多く以前からある住宅地域なので電力線アンテナはめっちゃ優秀
近所でソーラーパネルとか乗ってるとすごいのかな?
金持ちばかりでそういうせせこましい景観を壊すことは誰もしないので助かっでる 9R59Dとかはトラッキングのつじつま合わせにANT TRIMがあるけれど、あれも結局アンテナが決まらないことには調整範囲がままならない。
ウチのは何pFだか追加していた覚えがある。 AM受信用のアンテナコイルは、給電線インピーダンスにマッチングするものではない。
仮に50Ωや75Ωにマッチングして設計sれているならば、ユーザは550〜1500kHz
まで、50や75Ωにマッチングする受信アンテナを用意しなければならない。中波は
一派長約300mだから、半波長モノポールアンテナなら受信周波数ごとにアンテナエ
レメント長を調整しなければならない。これは現実的ではないな。 こういう1-V-2受信機みたいにGG増幅をつけてみたらいいんじゃないかな?
https://i.imgur.com/CYCx9IH.gif 昔の回路って、コイルのクルクルや抵抗のジグザグやたら多いよね
長めに書かないと真空管の大きな図記号に対してバランスが悪かったのかな どんなアンテナが付く分からないのでGG受けと言う考えもあるが。ただ3S(感度・選択度・安定度)の点からすると
感度はいいが、選択度を犠牲にするという考え方。両立は難しいな。 https://www.musen.server-shared.com/Radio-Circuit-123sep_18.jpg
真空管のグリットも鎖線でなくギザ模様。
ヒーターもフィラメントとおなじ。
LS(ラウドスピーカー)はカンチレバーの表現が秀逸 感知レバーだと思ってました
片持ちを意味するキャンティレヴァのことなんですね その放送局型第123号受信機に使われてる倍電圧整流管の24Z-K2は、全日本真空管マニュアルによればこうだな
H 24Vx0.15A
Ep = 125V max.
Io = 30mA max.
Ehk = 300V max.
25Z5をしょぼくしたやつだな(´·ω·`) 倍電圧管としては25Z6があるほか50Y6なんてのもあるようだ
あとは117Z6
これは電池管ラジオ用でAC運用時この球のヒーターに単独でAC117Vを直接印加する設計 ドイツ国民受信機はどうやってるのかと思ったら、こっちは110Vで使用する場合は低いB電圧で使うんだな
ヒーターのみ抵抗で電圧を調整する
https://normei-weinheim.de/DKE38NM/DKE38_Schalt_02.jpg
VCL11の規格を見ると、200Vで出力1.2W、100Vで0.25Wだな
https://frank.pocnet.net/sheets/076/v/VCL11.pdf 117V管てそういうところに使うのか。
英語資料で、すごくフィラメントが切れやすいと書いてあるのを見た記憶がある。 球と関係ないけどこの回路図中のコンデンサで10Tとか4Tとか書いてあるのって何 欧州の回路図ってなんか読みにくいんだよな
抵抗が四角ってのもあるけど、信号の流れが見にくい 日本は上から下、左から右を遵守して美しく解読しやすい回路図 一見エレガントできれいに見えるのはヨーロッパの回路図なんだけど
読みやすさは断然日本やアメリカの回路図のほう CADで回路図描きは本当に楽になった
鉛筆と消しゴムと方眼紙なんてよくやってたもんだ
能動素子が追加になるともう絵面が破綻 というか手書きの場合最初の配置というかレイアウトがすごいな
自分広く俯瞰できないというかそもそも絵心ないから
子供の頃の写生大会でも、興味あるものが大きかったり
紙面の左右上下場所によって縮尺がまばらだったりする
高倍率な顕微鏡で一点だけにピント合ってるみたいな見えかた
それを走査してるうちにそのタイルごとでばらつく
集中力がないのかな、普段の思考もその傾向 FMは基本は平衡入力だけど、ACラインに落として不平衡入力を受け付けるんだな >>188
松下電器風だね
アースをまとめて1本にする所とか 6.3Vの整流管使いたがる ナショナルの特徴
ECL82(日米命名だと6BM8)なんか使うと・・・ >>187
分かる
部品の配置や配線の通し方いっつも悩むし悩みながら書いても結局グチャグチャ
>>189
こういうのはラインアンテナの接続が出来る物が多い
>>191
これは6CA4だから恐らく消費電流から必要に迫られての採用では
>>190
それは多分松下風というより欧州風かな
もっと言うとフィリップス風
ただ松下のは平滑周りの書き方が分かりづらいんだよな GT管用の穴が開けてあるシャーシに7pinMT管を取り付けるアダプタ(スペーサ?)をどこか通販で買えるところをご存知の方がおられましたら教えていただけませんか? なるほど、9 pin用は売ってるけど、7 pin用が無いんだね >196
自分で作ってもいいのですが、考えると案外めんどくさい。
アルミ板を切って穴をあけてリーマーで拡げて。
中途半端に大きさが小さいので作業性が悪そうで、そかもそれを球の数だけ作るのは結構大変そう。
しかも回路動作には何の関係もない。雑用のようなもの。 俺ならアルミ板の加工業者に10枚くらい頼むな。
個人相手の少量加工をやっているところは検索で見つかる。 ST→mT移行時はmTソケットをSTに合わせたベークソケットがあったなぁ。
サトーパーツのP-3656は現品限りか。あとは動かなくなったMKリレーから。 産業用のリレーとかタイマーで一部にGTソケット存命