後閑さんがアマチュア市場でのPICの立ち位置の確保に貢献したのは確かだけど、
それがどれぐらいPICの売り上げにつながっているんだろう。アマチュア向けって
全体が小さい市場だしね。
中小企業でも下請けが売り上げの中心だったら、採用部品の傾向は大企業と変わらないわけだし。
「後閑さんのような人がいる」ということについてはPICが特殊で、ルネサスだけでなく
NXPもSTもそういう人はいない。日本における伝道者の不在をもって「個人や中小企業に
どう見られてもいいと考えていることはよく判る」というのであれば、それはルネサス
だけのことではない。

しかしなあ。もう今は小さいガジェットでも32ビットマイコンを使うことが多い時代。
後閑さんはあまりに8ビットPICに貢献しすぎたと思う。彼はPIC32やATSAMの本も出している
けれど影が薄い。
仮に「後閑さんのおかげでPICがRXを浸食している」が成立しているなら、
「後閑さんのおかげでPICがATSAMを浸食している」も成立している可能性が高い。
がじぇるねと内藤さんの件は、ルネの問題というより、間に入った人物の個人的資質の問題では。

RXは車載向けでもない。国内企業の採用が多いのは別に国からの指示があるからではなくて
サポートも含めて使いやすいからだと思う。

というか、ルネサスの課題は、現状で存在感のある国内市場ではなくて世界市場。

いまどきCS+対応が後手って? CS+?