奇跡のサンプルを見た印象なら、個々人によって印象が違うだろう
クホリアが最高のプリンターだと思うなら購入して愛用すればいいと思う
所有する満足度もあるだろうし

ただ、価格に見合った仕様になっておらず、時代遅れな点が散見されることも事実
まずは、その点を指摘しておく 主観が入る見た目や美しい印刷ではなく、超えられない壁が仕様なので

世の中には見栄えがする3Dモデルが存在する
どのプリンターで印刷しても美しく印刷できるモデルを見て騙されているなら、思う壺だと思うよ
最近は来ていないようだけども、以前に自作で多数の写真を掲載していた人は、明らかに美しく見える印刷しやすいデータを選んで掲載していた
同じような条件を手元で再現して同じことをしてみると、一目瞭然にわかる
美しい印刷結果を手に入れるためにデータを作り直す事も重要なテクニックなので、それが役立つなら積極的に使うことは否定しない

私は改造する事が面白いと思うし、安価な改造パーツがあると買って試してみることもある
その反面、改造しなくてもそこそこの性能で十分だとも思うよ どのような目的で印刷するかは利用者次第で様々だから
3Dプリンターがある生活と無い生活の落差は天地ほどあるが、最高の3Dプリンターでしか手に入らない物はそれほど多くは無い

趣味的に改造するならば、基本性能が高い機種をベースに改造しなければ細かな差異は判別し辛いことも事実
肉眼では見えない所に細かな差異が生じていて全体の品質に影響していることも多々ある

印刷モデルが正しいか崩れているかの判断にはSLAで印刷した物を基準にしているので
FDMの限界で印刷できないのか、そもそもデータがおかしいのかはよくわかる
FDMの原理的に不可避に印刷難易度が高い造形物を注意深く見なければプリンターの印刷性能が優れているか劣っているかの判別は難しい

個人的に思うのは、FDMの場合は、まずホットエンドありき。ノズルからフィラメントが精密に出て来なければ印刷は成立しない
そしてリトラクション。フィラメントを精密に出し入れできなければ様々な問題が生じる。花瓶や円筒形を印刷するなら別の話だが
ホットエンドを自由に選べるか選べないかは大きな分岐点。改造パーツが集中して多数存在する理由もここに由来
次にホットエンドを正確に移動出来るか出来ないかが問題となる
正確に移動できたとして、限界速度が高いか低いかが3番目かな
言うまでも無く、一個人の感想です 愛用できる機種と巡り合ったら細かいことは忘れて、印刷に没頭する方がいいね