失礼)、補足ですが2010年からリリースされたCortex-M4のFPUはSingle Precisionでした。
これはRXのFPUと違いはありません。RXv3からDouble PrecisionのFPUが可能ですが発表されたのが
2018年末頃です。Cortex-M7は2014年頃からでDouble PrecisionがFPUで可能です。
(SH2AなどではFPUでDoubleが有効ですが)この頃から状況が変わりつつある。
利用者としてはSH2Aを選択する事も可能だったでしょうがSH2Aの継続性の問題や、コスト的にARM
が安かったからSTM32を選択されたのだと思います。
RXv3を搭載したRX6xTは最近登場しました。このあたりからRXはCortex-M7と同水準に達した
といえます。
なので>>440 5.82CoreMark/MHzのRXv3が対象とする競合品はCortex-M3/M4ではなくM7のSTM32です。

リアルタイムOS云々という話もありますが、いくらリアルタイムOSがあったとしても
FPU速度がソフトエミュレーションで遅いようだと問題になりえます。
モーター制御の他、信号処理であればデジタルフィルタ処理などの精度の桁落ちが発生します。
処理が遅いとリアルタイム処理期間中に終わりません。機能面でこの点を顧客は問題視したようです。