初心者のハンダ付けやハンダゴテの質問はこれを読んでから

ハンダ付けというと「難しそう」「危険」「高価な道具が要る」
と思い躊躇されている人も多いかと思います。
しかし、電気電子部品のハンダ付けなら易しいです。
初めてでもすぐ出来ます。
ハンダ付けしているときにはハンダゴテの存在を忘れずに、
使用が終わったらすぐに電源を切ると言う原則さえ守れば危険なこともありません。
道具や材料も2,000円で一式そろいます。
工具屋は高い物を勧めますが、一番安い物で充分です。


電子工作ハンダ付け入門方法
コテの選択よりハンダの選択の方が大事。
数万円のコテで無鉛ハンダ(鉛フリー)を使うより、
1000円コテで有鉛ハンダを使う方がはんだ付けし易い。
初心者は無鉛ハンダで半田付けするのは無理と思って構わない。
鉛入りハンダのスズ63%とか60%と書いてある物を使う、
共晶ハンダ、電子工作用と書いてある事もある。
ヤニ入りとかフラックス入りと書いてある直径0.8〜1.0mmの糸ハンダが適当。
フラックスが入っていないとハンダ付けができない。
なお、ハンダゴテセット物に付いているペーストはハンダ付けしたところが
後年腐食する事が有るので使ってはいけない、これは板金用。
(使っちゃったらフラックスリムーバーなどで除去)

コテの選択でもコテ本体よりコテ先の選択の方が重要だったりする。
100均コテでもダメでは無いが、もし秋葉にいけるのなら1000円位の30Wのコテを買い、
コテ先をC型(丸棒を斜めに切り落とした形、竹槍型)かD型(マイナスドライバー形)
のコテ先(30Wの場合直径4mm)を買って取り替える。
何故か標準品は大変使い難い円錐型コテ先が付いている。
コテ先はメーカーが違っても1000円コテのコテ先チップは奥まで単なる棒状だから、直径さえ合えば
(20W〜40Wは直径4mm)取り替えることが出来る。
もし1000円以上のコテを買うときは C型かD型のコテ先に変えられるかどうか確認してから買う。
コテ先キャップ付きのコテを買っておくと工作が終わってすぐに収納することが出来て便利。
コテ本体の形状は棒状の物を選ぶこと。
ピストル型のコテも売っているが、
何故か誰に聞いても使い難いから止めておけという不思議な商品。

高級コテを欲しい人は買っても良いが、
その余裕が有るのならC型とD型の両方のコテ先を買い、
自分の作業に向いたコテ先を探してみた方が良い。
コテ先の入手性は本体よりずっと悪いから、必ず本体と同時に買う。

コテ台はあると便利だが高価なので何か適当な物で代用する。
常にぬれぞうきんを置いておきハンダゴテを持つたびに
コテ先をぬぐって、きれい(ハンダがきれいな銀色に光っている状態)にしてから使う。
使った後では無く使う直前にぬぐう。
これが一番重要。
ハンダゴテが過熱しやすいので、冷やす意味もある。
ちょっと慣れればどのくらいの温度だと使いやすいかが
濡れぞうきんにコテを当てたときの音で判るようになる。
続く