電源器の並列接続は、メーカーのデータシートに並列で電流容量を大きくすることができる、とされているもの以外は
ダイオードを使ったORであっても原則としてできないと考えます。

基本的には、ダイオードで5V2Aの電源を並列にしたときの、出力電流は2Aです。以下がその理由です。

・電源器の電圧にはばらつきがあるもの。
(調整して併せても経時変化まで揃えられるかはわからないものです)

・図のように一方の電圧が高ければ高い方がより多くの電流が流れます。
このとき、どんなバランスになるかは、予測が難しいのです。

・電源器の定格を超えたときの電流電圧特性で、
緑のものならダイオードによる並列運転が可能である場合があります。でもきっちりとこの特性にするのは
面倒なので、廉価な電源器では、なかなかこうはなっていないと思います。
青は一方が定格を超えた状態で動作します。が、なんとなく動作しているように見えるかもしれません。
赤のものは、定格を超えた側がON・OFFを繰り返す場合があります。

青の場合、実験的にやってみたら、うまくいった、できるじゃないか、と思うケースもあるかもしれません。
もうあとは自己責任の世界です。(俺ならしません)