なんだい、中性線欠相の問題じゃないか。

本来はA−B間は繋がっていないといけないんだよ。
これが何らかの故障で切れてしまったときに各家電品に
(この場合は20Ωと30Ωの抵抗)
どれくらい偏った電圧が掛るかという問題なんだよ。

まず20Ωと30Ωを足して50Ω、これに200Vが掛る。
よって電流は4Aだ。
で、そのときの各抵抗の電圧が80Vと120V。
本来はそれぞれ100Vでなきゃいけない。
その差額の20Vが答えなのさ。

これが中性線にヒューズを入れてはいけない理由であり、
「中性線欠相保護付漏電ブレーカー」を装備する理由なんだよ。
中性線保護機能はこの電圧のアンバランスを検出している。