文部科学省担当者は絶句

一木:そこで、私はセンター試験の会場を全国から選ぶことができないか、と相談しました。

今、現役生は東京都内の会場が指定されています。

全国で選ぶことができれば、24泊25日の間に実家や親戚の家に預かってもらうことができます。

そうすれば、経済的にも精神的に負担が少しでも軽減するのではないかと考えました。

大学入試センターの担当者によると、

「その制度はすでに被災地でやっているので、ハードルは低いのではないか。」

と話してくれました。

この話は、文部科学省の職員にも説明しています。

「日本にまだそんな場所があるのですか………」

と大変驚いていました。

ただ、返答は大学入試センターと同じで、

小笠原でのセンター試験開催はハードルが高く、受験会場選択はハードルが低い、とのことでした。