C72に行ってきた、すごく楽しかった。自分の欲しい物を欲望のままに買い漁ったんだ
そして最終日が終わり、意気揚々と帰りの新幹線に乗り込み、この三日間を振り返っていた
東京〜岡山だったので約三時間。普段の俺なら新幹線の中で寝るなんて行為は絶対しなかった
しかし、コミケでの疲れがあって寝てしまった

これが全ての始まりだった

気が付くと岡山到着寸前。俺は急いで荷物をまとめて出る準備
荷物は上の棚に置いていたので全ておろして出口へ

ただ唯一、コミケでの戦利品が入った紙袋を残して
それだけは忘れまいと、俺は上の棚には置かずに足元に置いていた

そして俺は岡山に帰ってきた。戦利品を忘れたことに気づくが時すでに遅し
新幹線は出発、駅員に荷物を忘れたことを伝える
「明日の朝じゃないと確認がとれない」ということで忘れ物センターの番号を聞いてその日は帰宅

そして今日、起きてすぐに忘れ物センターに電話
「昨日新幹線に紙袋を忘れたんですけれども」
「どんな紙袋ですか?」
「茶色い紙袋です、その中にも紙袋が入っていて中に本が10冊程入っています」
「似たような紙袋が数点ありますのでもう少し詳しくお願いできますか?」
どうやら俺と似たように忘れ物をした人がいるようだ
「中に入ってる紙袋は水着の女の子の絵が描いてあります」
体裁など考えていられない
「そのような忘れ物はないみたいです、他の忘れ物センターにも問い合わせてみましたが残念ながら・・・」
「そうですか・・・ありがとうございました」

こうして俺のコミックマーケット72は終わった
笑ってくれ