ソウルの“たばこの名所”となった靴屋にため息…「喫煙区域閉鎖でこんなことに」
6/20(木) 11:33配信 KOREA WAVE

今月12日午後1時、ソウル市鍾路区寿松洞(チョンノグ・スソンドン)の靴屋の経営者は「まるでせきをするのが仕事だ」とため息をついた。靴屋の隣では会社員2人がたばこを吸っていた。煙は窓から店内に流れ込み、店の脇の箱には吸い殻がうず高く積まれていた。ここが鍾路区の「たばこ名所」になったのは、裏にあった喫煙所が閉鎖されてからだ。
ソウル市などによると、25の自治区が指定した屋外喫煙所は計118カ所。だが、鍾路区には1カ所しかない。昼休みともなれば区内の通りはたばこを吸う会社員でいっぱいになる。国民健康増進法によると、喫煙所でしか吸えないわけではなく、禁煙区域以外ならどこでも喫煙できるからだ。
たばこを吸わない30代の妊婦は「光化門通りを歩いていると煙が立ち込めている。通勤のたびにせきが出る。本当にストレスだ」と話した。