新仮説:タバコと肺がんの直接の因果関係は「無い」。

「Y遺伝子そのものが肺がんを引き起こす一因となる」と仮定してみる。

かつ、「Y遺伝子を持つものはタバコを吸いたい衝動にも駆られやすい」と仮定する。

肺がん患者にはY遺伝子保持者が多くなり、同時に、喫煙者もY遺伝子保持者が多くなる。

すると、見た目には、タバコを吸うものが肺がんにもなりやすいという統計的傾向がでてくる。

しかしじっさいにはニコチンやタールが直接肺がんを引き起こしているわけではない。

・・・という結論が、上記2つの仮定から得られるわけだよ。

(注1:Y遺伝子は致死遺伝子で、YYは存在しない。対立遺伝子はXで、遺伝子型はXXとXYしかない)

(注2:第二の仮定の根拠はジーン的なものとは限らず、ミーム的なものとしても差し支えない)

(注3:XとYには肺がんを抑制する機能があるが、Yはタールによって傷みやすい、と仮定しても結論は同じ)