病的共同運動を抑えるためボトックス治療を行いましたのでご報告。
すでにどのような効果があるかは周知済みだと思いますが、メリット/デメリットについては
あまり多く記述されていないのでわたしの実体験で記します。
メリット
48時間ぐらいで効果を実感。病的共同運動がほぼ完全に止まります。

デメリット
異常な動きをする神経を一時的に麻痺させて病的共同運動を止めるという性質上、
異常な神経だけを完全に抜き打ちして抑えることは困難。

わたしはタコチュー口にしたとき目が細くなる(通常の1/4ぐらいになる)という病的共同運動が
最大の難敵でした。これを見事に抑制しましたが、トレードオフとして患部側の目の閉鎖力が
弱まりました。これは事前に医師からもそのような説明があり、了承した上での施術でした。
目の閉鎖力の弱まりは麻痺回復過程でシャンプーが目に染みるというあたりと同程度であり、
病的共同運動の異常さと取引するなら、わたしには十分納得できるレベルです。
これと並行して、ミラーバイオフィードバック療法のリハビリを開始しました。1年後にどうなるのか、
今後経過を報告していきます。