「昨今、若者の間ではオナ禁なるものが流行っているようですが、トンデモない。オナニーを悪と考えるのは、とても危険な思想です」
 こう語るのは、性感研究の第一人者で医学博士の志賀貢氏だ。

 中高年世代の読者諸兄には聞き慣れない言葉かもしれないが、「オナ禁」とはオナニーを禁止すること。

 要は性欲を溜めるため? と思いきや、いまの若者たちは別の理由でオナ禁をしているのだ。

「オナニーをすることで失うものが多いという考えなのです。時間や体力、気力、さらにはコミュニケーション能力まで落ちてしまう、と。確かに時間は奪われるし、体力も多少消耗するかもしれませんが、コミュニケーション云々は全くもって関係のない話です」

 バカげたブームで、これもまた“草食系男子”ならでは、か

 それだけではない。ここ最近、30代〜40代のミドル世代の間でも密かにオナ禁が流行っているという

「こちらはオナ禁をすることで、アンチエイジング(若返り)の効果がある、というデマが出回っているんです。肌艶がよくなるやら、抜け毛が減る、さらには筋肉が付きやすくなるなど」

 むろん、これも医学的には何の実証もされていない。

 志賀氏によると、むしろオナニーは男性にとってイイコト尽くめだという。
「まず、オナニーをすることでひと時の快楽を得られるので、ストレスの緩和になるんです。仕事で辛いことや家庭でイヤなことがあっても、一発抜けばスッキリ。ストレスは多少なりとも解消されているんです」

 さらに、コミュニケ―ション能力云々については、
「男性は性欲が溜まって我慢している状況だと、オスとしての自信も失われるんです。すると、人と対面した時もハキハキと出来ない。一方、オナニーでスッキリしている状態なら、気持ちも開放的になっており、笑顔の多い感情表現豊かなコミュニケーションをとれるんですね」


むしろ、何歳になっても、オナニーをしまくって、脳にペニスの機能を高めさせておく必要があるのだ。
 オナ禁などもってのほか。毎日オナニーをして、気力・筋力・勃起力も高めて、元気にすごそうではないか。

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