①新型コロナウイルスは、鼻の嗅覚上皮組織にある嗅神経細胞にはほとんど感染せず、支持細胞に感染しやすい
②感染したところには、Tリンパ球細胞やミクログリアなどさまざまな免疫細胞が集まり、大量のサイトカインを放出する(炎症反応)
③これにより、においを探知する嗅覚受容体の形成に関与する遺伝子の発現が長期間抑えられ、嗅覚が失われたり、その機能が低下する
──というプロセスが明らかになった。

このことから、新型コロナウイルスは感染した細胞から別の細胞に感染拡散するのではないと推察され、
嗅覚障害など全身にさまざまな症状が出るのは、感染で起こる免疫細胞の反応によって放出された炎症性サイトカインが、
血液などの体液を介して全身に広がり、細胞の遺伝子レベルの変化を生じさせるためという可能性が考えられます。
嗅覚障害に関係する嗅神経細胞は、脳の多くの領域とつながっています。
ですから、鼻腔で起こった免疫細胞の反応=炎症が脳にも影響を与え、
嗅覚受容体の転写が元に戻るのを妨害する『細胞核記憶』のような現象が相まって、
倦怠感、記憶障害、ブレインフォグ、抑うつといった後遺症に関係している可能性があるのです」

https://hc.nikkan-gendai.com/articles/277288


・・・おい、冗談だろ?