動物実験ではこうでしたあーでしたというのはいくらでもあって、自分たちの主張に沿った論文なり記事はいくらでも見つかるだろう。
だけど、重要なのは実験という制御された空間の中で行われたものではなく、いま現実に起きてるところから推察すべきである。
なぜなら、まだ生命の仕組みに関して知見が日々新しく見つかる中で、我々人類はその生命に関して知悉してるとはとても言えないからだ。

そして現実に目を向けると、現実は炭水化物中心の食文化をもつ国が上位を占め、歴代長寿者の食生活を鑑みると炭水化物を積極的に摂取している。
炭水化物オンリーだけでは問題があるが、炭水化物を活用できる能力のある人は炭水化物をむしろ取った方が長生きすると考えるべきではないか。

残念ながら糖代謝に劣る人は、間違いなく平均寿命が短い事実がある。そして糖代謝に優れてる人は健康的で長生きしている。
その現実を前にしたらインスリンが老化をもたらすという主張はなんら意味をもたない戯れ言であると気が付くだろう。