http://lohasmedical.jp/e-books/book_120625_gan-wakaru/#target/page_no=43
http://lohasmedical.jp/archives/2011/07/post_173.php?page=3
炭水化物の代謝では、がん細胞は好んでブドウ糖をエネルギー源として利用し、副産物として乳酸を作り出します。一方、患者の側は多大なエネルギーを使ってその乳酸を再びブドウ糖に変換するのですが、それをまた、がん細胞が利用してしまうのです。
炭水化物が過剰だと、がんがエネルギーを獲得する一方、患者自身はかえって多くのエネルギーを失ってしまうわけです。
 また、がん悪液質では、がんと患者本人とでたんぱく質の取り合いになりますから、栄養としてたんぱく質を補給することが必要。筋肉のたんぱく質の減少を食い止め、さらに筋肉の合成を促進します。
 一方、脂質代謝は炭水化物やたんぱく質と対照的で、一部のがん細胞はエネルギー源として脂質を利用することが困難なようです。しかしがん患者自身は、脂質を酸化させることでエネルギーを得ることができます。
だったら高炭水化物食よりも高脂肪食のほうがよさそうに思えますよね。確かにそれを示唆する報告もあります。ただし、脂肪の種類が重要なのです。