昨年3月に乳がんの手術を受けた女優の南果歩さんが、
乳がんの啓発を目的とする「ピンクリボンシンポジウム2017」
(日本対がん協会、朝日新聞社主催)で講演し、

その内容を報じた記事が患者や医療関係者の間で波紋を呼んでいる。
記事では、まず、南さんは
「今、ハーセプチンという抗がん治療をストップしています。
抗女性ホルモン剤の投薬もストップしています。
これは俗に言う、代替治療に切り替えたということです」
と述べたと紹介している。

そして、医学的には最善の選択肢とされる標準治療
を選ばなかった代わりに、サプリメントを飲み、
「がん細胞は低体温で繁殖しやすい」として
「代謝を上げて冷え性を治す」ようにしたり、
「がん細胞が糖質を好む」として「炭水化物を控え」たり、
放射線治療の皮膚への影響を抑えるため
「エミュー鳥のオイル」を使ったりしていると発言したことを
記事では詳細に紹介している。

だが、こうしたがんの説明や代替療法に科学的根拠はなく、
がん闘病中の患者が真似をしたら害にもなりかねない。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171003-00010000-bfj-soci