>>103

ダイオフという考え方があります

昔は胃腸炎で抗生物質を処方していました
それは原因菌を殺そうと言うものです
O157で考え方が変わりましたが、O157は細菌内に毒を持っているため
抗生物質で殺す事で菌内の毒素が広がってしまい、その毒で重篤…

カンジダ除菌も同様で、カンジダを殺してカンジダの持っている毒素で一時的に症状悪化すると言うものです

抗生物質の長期内服で1番嫌なのは腸内環境の悪化で、ミノサイクリンを継続できない方も多いです
ミノサイクリンが駄目な場合はドキシサイクリンを処方します
クラリスロマイシンの倍量投与も良いと言う報告ありますが
まあ耳鼻科の患者さん、特に慢性上咽頭炎の患者さんはクラリスロマイシン内服されていた経緯が多いため処方しない事が多いですかね…

以前からミノサイクリンによるめまいは有名ですが個人的ですがダイオフだと最近思ってます(これは偏った考えですが)

ミノサイクリンの倍量投与はウイルソンが慢性関節リウマチに、ドキシサイクリンはニコルソンが倍量投与を報告しています