>>53
「慢性副鼻腔炎にBスポット療法を併用する件」

標準治療から
クラリスを3か月施行して軽快無い場合はマクロライド少量長期投与が効果ないという判定になります。
患者さんの希望もありますがその場合は副鼻腔CTを撮って評価する必要があると思われます。
好酸球性副鼻腔炎(アスピリン喘息に伴うもの含め)その場合はマクロライド少量長期投与が奏功しませんし、副鼻腔CTをとったら「副鼻腔真菌症」といってカビが原因で
抗生物質が効果ない、すなわち即オペが適応になります。
あとは個人的にはクラリス駄目でオペ嫌な方にはルリッド等、少し構造式のことなるマクロライド系抗生物質を投与します。

アレルギー性鼻炎に伴う後鼻漏で抗ヒスタミン剤を飲んだら軽快した!という経験もあります(Bスポット療法を施行したが軽快せず)
また下鼻甲介から膿性の分泌物がでている患者さんに対して、疼痛部位にBスポット療法を行って経過観察している方もいます。

Bスポット療法をからめて
慢性副鼻腔炎+慢性上咽頭炎の後鼻漏にBスポット療法が奏功すると他の耳鼻科医よりよく報告されます。
自分は先に慢性副鼻腔炎のオーソドックスな治療を行い(マクロライド少量長期投与)、上記場外されてからBスポット療法を行っています。