http://yukan-news.ameba.jp/20150507-105/

先日、東京ドームほかで来日公演を行なったポール・マッカトニーといえば、言わずと知れたビートルズの元メンバーだが、
音楽専門学校で教鞭を取る40代の男性は、同校の新入生のビートルズ認知率に衝撃を受けたという。
男性は、ミュージシャンとして活動するかたわらレコーディング・エンジニアとしても活躍する人物。
その知見を買われ、
この4月からある音楽専門学校で、音響に関する講座を担当することになった彼は、新入生向けの授業
の第1回目の教材としてビートルズをピックアップした。
授業では、当時の機材やレコーディングで使われたテクニックなどを解説したが、男性は反応の薄さに
ふと“イヤな予感”が頭をよぎった。そこで、「この中でビートルズを知っている人は?」と尋ねると、
手を上げたのは20人中2人しかいなかった。
激しいジェネレーションギャップを感じた男性が、授業終了後に生徒たちに「どんな音楽を聞いているのか?」
と尋ねると、生徒たちはニコニコ生放送の「生主」と呼ばれる人たちの名前やアニソン歌手の名前をずらずらと挙げたという。
男性は、それを聞いてようやく生徒たちがビートルズを知らなかった理由を理解したものの、
生徒たちには、「音楽業界を目指すのであれば、もう少し幅広いジャンルの音楽を聴くように」と指導したのだそう。
また生徒の中には「CDを1枚も買ったことがない」という人物もいたそうだ。