阪神ジェフリー・マルテ内野手(31)が8日開幕のCSファーストステージDeNA戦(横浜)で三塁起用される可能性が3日、急浮上した。チームは今季、相手先発が左腕の試合で10連敗を喫するなど、深刻な左腕アレルギーに苦しんだ。DeNAには今永、浜口、石田ら好左腕が並んでおり、左投手を苦にしない助っ人を打開策とする可能性が出てきた。

【写真】8月31日、広島戦前にノックを受けるマルテ

 昨季自己最多の128試合出場で22本塁打を記録した大砲も、来日4年目の今季は33試合出場で打率2割5分6厘、わずか1本塁打に終わった。シーズン開幕後から右足を3度も故障。戦線離脱を繰り返し、8月末に1軍再昇格後も代打出場が目立っていた。とはいえ体調が万全であれば、チーム屈指の迫力はやはり魅力に違いない。そこで持ち上がったのが三塁起用プランとみられる。