広畑投手(三菱自倉敷)畔柳投手(中京大中京高)ら注目 スカウト陣、コロナで困難覚悟
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ドラフト会議に向けた広島スカウト陣による選手の発掘活動は、来年も困難を極めそうだ。
新型コロナウイルスの影響で秋以降の大会が中止になるなど、視察の機会は減少したまま。
白武スカウト部長は「ことしより難しくなるかもしれないが、そこは足を運ぶしかない」と口元を結ぶ。

11月の明治神宮大会や12月に予定されていた大学日本代表の強化合宿が相次いで中止になり、頼みとするのが情報網だ。
広島スカウトは長年にわたって同一地区を担当。関係者との人脈を築いてきた。
「何十年と(スカウトを)やらせてくれている。そこは強みだし、生かせるのではないか」と話す。

今秋のドラフト会議では即戦力投手を3人指名。「投手陣が弱い中でこれだけ取れたので良かった」と期待を込める。
一方で選手をチェックする機会が例年より少なかったことを認め、「(選手の)見落としが12球団のスカウトそれぞれにあったと思う」と口にする。
高校生は過去5年で最少の2人(育成を含む)。「来年は投手、野手にかかわらず高校生を取れれば」と展望する。

第1回スカウト会議は1月上旬。指名方針はまだ決まっていない。
現時点では、ことしの都市対抗大会で若獅子賞を受賞した広畑敦也投手(三菱自動車倉敷オーシャンズ)、
椋木(むくのき)蓮投手(東北福祉大、山口・高川学園高出)、佐藤隼輔投手(筑波大)がリストに挙がる。
高校生では小園健太投手(市和歌山高)、畔柳(くろやなぎ)亨丞投手(愛知・中京大中京高)が注目株だ。
リストアップと絞り込みを進める。