【2軍】北條、1安打1打点に手応え

(9日、舞洲サブ球場)

 早期1軍昇格へ、結果を残し続ける。北條が1安打1打点。打撃不振で6月30日に降格して以降、初めて手応えを口にした。

 1死一、三塁で迎えた四回の第2打席。内角直球に腕を畳んで対応。きっちりと左翼へ犠牲フライを放った。
六回の第3打席は1死一、二塁から左前適時打と、チャンスをことごとくものにしていった。
八回の第4打席は凡退したものの、中堅への大飛球を放った。今季の1軍ではあまり見られなかった凡打の内容だった。

 「今日は良かった」と好感触を口にした北條。今後も「自分の(打撃の)形を続けていけるように」とフォーム固めを徹底していく考えだ。

 北條への期待が大きいからこそ、掛布2軍監督は納得していない。
「何試合にもわたって複数安打を続けないと。バッティングはそんな簡単なものじゃないよ」。
まだ22歳。伸びしろは計り知れない。北條がファームで泥にまみれ、成長した姿で甲子園に帰ってみせる。