色々事情があって彼氏じゃなかったけど大好きだった人

私がアトピーな事は知ってて、会うたびに「痒い?今日は調子どう?」と聞いてくれた
喘息っ気のある彼はアレルギー性疾患の症状の波やどうしようもなさに理解があって
アトピーの辛さ、苦しさをいつもそのまま受け止めてくれて
例えば「かいちゃだめ」とか、それはそうなんだけど無神経な事は決して言わなかった

彼の前ではじめて裸になって普段はストールや長袖で隠している一番酷い首や肘の裏を見せたとき
「酷く乾燥してて、きたなくてごめんね 布団も汚しちゃってごめんね」 と言う私に
「それでも君は綺麗だよ」と言って、かさついた肘の裏にキスしてくれた

今では離れ離れになってしまったけれど
この言葉は忘れられないと思う

がんばって治そう そしてまた恋しよう

チラ裏すまそ