福本伸行著、新黒沢3巻から登場したキャラ「こじえもん」
30年間無拝の男。
30年間頭を下げた事もなく、30年間ありがとうと言った事もない。
性格がこじれにこじれて「こじえもん」って呼ばれている。
本来共同生活なんて100%無理で、ホームレス集団からも敬遠される。
若い頃からどの仕事も長続きしなかった。
人と馴染めず、仕事に馴染めず、人生の階段を登れず退職の繰り返し。
何も積み重ねず、一人すね、ふてくされ、社会から手を離し続けてきた。
一度は板前になるため頑張ろうとしたが、一人前の板前になるには、15年20年という途方もない時間に結局音を上げ…へこたれた!
凹んで 垂れた!放棄したんだ頑張りを!
働いていた割烹で好きになった学生に恋をするが、自分には釣り合わないと好きとも言えず失恋しそびれた。
色恋だけでなく、自分が悪い時に謝りそびれ、仲間に優しい言葉をかけそびれ、そして挑みそびれ、とどのつまり、生きそびれた…!
気がつくと融通のきかぬホームレス。水だけを信じる変人!鼻つまみ者!
無能と思われるより良かったんだろ。まだひねくれ者の方が…!
幸せを求めて幸せを得られない事が怖かった…!成功を求めて成功を得られない事が!優しさを求めて優しさを得られない事が!
結局、傷つく事が怖かった!怖いから他人と繋がらず、他人を許さず、自分を守りに守って結果手にしたのは、空洞の人生…!
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リュックを背負い汲んできた水が入ったペットボトルを運ぶこじえもん