>>49
>ミックスナインに出ている2人はその時計の針を早く進めてしまっているってことになるのかな

まさにその通りだと思います。
それを無責任に惜しむのは、彼女たちのキャリア選択の自由を阻害することになるので慎もうと思ってますが。

例えばヒジン&ヒョンジンのI’ll Be Thereなんかは、シンデレラ扱いされてウキウキした気分が前に出ているから
こそ、幸福感の溢れる曲になったんだろうなと。「もっとブレスを上手に声を張って」「もっと歌詞の細かい部分
に神経を使って」「ダンスのタイミングをぴっちり合わせて」みたいに技術優先で精査してしまうと、あの手放し
感は多分出ない。

既に今の彼女達がI’ll Be Thereをやったら、もっと上手いでしょうけど、そこから抜け落ちたであろうものをもう
少しの間(せめて完全体集合ぐらいまでは)愛でていたかった気がします。

>ただ、OECの方はコンセプトが浮世離れしてるとこもあるし、
>1/3の少女たちと比べると完成されている感(プロレベル感)が高いと思う
>OECは世界観・設定そのものが独特だから、差別化は十分にできてると感じているけどね

素材の“強度”もあるのかなあ。
キム・リプやチェリは、少女期の繊細さ=「今ある自分への揺らぎ」より「日々成長する自分」への肯定感が強い
感じ。常に「昨日より今日が最高」と思えるオポチュニストなのかなと。商業素材としてはもう、そこで「出来上
がった部分」があって、1/3のような表現はそぐわない感じ。

ジンソルは元は1/3的にすごく繊細だった人の気配がするけれど、年齢もあるのか、もう女性としても開花し始め
てる感じ。表情や物腰に大人びた安定感がある。スタジオライブとかで自然とにじみ出る多彩な表情なんかは、訓
練して身につけたのとは違う天然の華みたいなものがあって。

OECの三人が1/3の5人より技量的に高いかというと、実はそんな極端に差はない気がしてて。OECが即戦力になり
えたのは、ガールクラッシュという分かりやすいコンセプトに加えて、三人に物怖じしないメンタルの強さがあった
からではと思ってます。

イブとチュウからの「エデン(仮)」コンセプトは、また全く別でしょうね。
この二人は練習生として事務所を移ったりしてて、既にかなりキャリアも技術の蓄積もある。むしろそこでくすぶっ
ていた彼女たちが、LOONAに加入したことで如何に「変身」(成長)するかを問われている。

禁断の果実であるリンゴを齧ることで、ためらいや未熟を捨ててみせますよという(1/3と正反対の)宣言が込めら
れているのかなと。プロフェッショナリズム=既存のK-POP市場のアイドルの路線に対応するという意味でも、一番
「オトナ」のメンバーが集められたセクションかなと。

ただイブもチュウも(水準には達していると思うけれど)まだ大人しい感じかなあ。

 渋谷系を援用して、K-POPにない知的でハイブロウな世界観を提示した1/3。
 ガールクラッシュを洗練させることで、90年代米R&Bとエレポップの感性を融合させたOEC。

この2つがやはりかなり衝撃的なプロダクツだったので、K-POP GG標準に寄せたエデン組がちょっと小粒に見えてし
まうのは致し方ないとは思うんですが。