次なんてすぐ見つかると思ってた
「男なんて!」
っていいながら私を救ってくれる男性を待ち望んでいた
誰か私の手を引っ張って居心地のいい世界に連れて行って欲しい
私を愛で満たして
医者と付き合って不倫略奪を狙ったりもした
自暴自棄になりbar巡りして口説かれる遊びで寂しさを埋めたりもした
私はたまたま綺麗に生まれたから男に不自由はしなかった
逆に綺麗だから男に取り入るようなずる賢さを身につける知恵がつかなかった
気が付けばあれから10年近い年月が…
もう30代後半…
私は子供なんて要らない
本音では子供なんて嫌いだから
でもどうしてこんなに悲しい人生を背負わされてしまったの
離れた彼とは家ぐるみの道徳レベルが違いすぎただけなのに…
せめて相手の一家が人並みのレベルだったら私が頑張って合わせられたのに…
敵視されて拒絶されて壁を作られて
私は親や多くの人に愛されて甘やかされながら育ったの
だから私は無警戒でピュアな甘ったれ
でも素直に真っ直ぐ生きていただけ